6月の園だより
保護者の皆様におかれましては、緊急事態宣言が発令され、午前保育や家庭保育の協力をお願いしましたところ、大勢のご家庭にご理解とご協力をいただきまして、心より感謝申し上げます。
さて、6月1日(火)~4日(金)は、午前保育6月7日(月)から午後保育にいたします。水曜日の給食は、他の人の手に触れることなく準備のできるお弁当が好ましいと考え、今のところ6月は中止します。水曜日もお弁当を持たせてください。また、飛沫による感染を防ぐために、食後の歯磨きを中止します。コップのみ持たせてください。預かり保育は通常通りといたします。なお、緊急事態宣言延長の場合もあり、今後の状況に応じて変更やお願い等を行う場合があることを申し添えます。
清心幼稚園の広いホールには、大きな振り子時計とその側に寄り添うように水槽があります。この水槽の中にはグッピーという種類の熱帯魚のたくさんの家族が住んでいました。毎年、進級・入園の頃になると先生に手を引かれ、水槽の前で涙をためた子どもたちが、先生と一緒にグッピーの家族の泳ぐ姿をずーっと見つめている姿を見かけました。グッピーの泳ぐ姿を見て、いつの間にか子どもたちの不安そうな顔が笑顔に変わり、先生と手をつないで保育室に戻ります。次第に、登園時「おはよう」「いっぱい泳いでる」「大きいのや赤ちゃんもいる」などと声を掛けているかのように水槽を覗いては保育室に向う姿が見られるようになります。
今年、入園式前にグッピーの家族がお引越ししました。(子どもたちには、お引越しと伝えていますが、昇天しました)新しく引っ越してきたのが、金魚の家族です。今では、水槽を覗いて「1匹、2匹、3匹・・・いる!」「色も違う!」「えっ?なんか黒くって長い(糞)のがふにゃふにゃくっついている!何?」と、数えたり見て感じたことを言葉に表したりしています。グッピーの家族の時とは違う反応が見られています。園生活に慣れてきた頃だからこそ周りのことに目が向き、思ったことや感じたことを言葉で表すようになってきています。
広いホールにある水槽は、子どもたちにとって友達と一緒で、安心する場でもあり新しい気付きや発見のある場でもあります。これからも幼児教育を進めていく環境の一つとして大切にしていきたいと思っています。 (2021年5月25日 園長 近藤)