5月の園だより
大学構内の葉桜が美しい頃、園内の八重桜は今が見頃です。
入園間もない園児や在園児は、今年度からの縦割り保育の中で、少しずつ生活の流れが分かってきています。園児の様子を少しお知らせしたいと思います。
年少児は、同じクラスの年長児のお兄さんやお姉さんに持ち物の始末の仕方をやさしく教えてもらったり、着替えをする時には手伝ってもらったりする姿が見られています。
教師は、子どもたちが興味をもったお仕事にかかわれるように、細やかに環境を整えています。先日、年中男児が「園長先生、見てー!」と、満面の笑みで出来上がったクロスステッチを見せてくれました。また、年長児の編み物の様子に関心をもって、ずっと見ていた年中女児が「私ね、ずっーと見ていたの、だから私も編み物をしたい!」とお仕事を始める姿も見られました。
中庭では、年少児・年中児・年長児がダンゴムシ探しに夢中になっています。年長児は、今までの経験から、きっとこのあたりにいると感を働かせ、花壇の隅や草花の陰を探したり、脱皮中のダンゴムシを見付けては興味津々に観察したりしている姿も見られました。年少児や年中児の中には、見付けても捕まえることができなくて「ほしいんだよー!」「誰か捕まえてよ!」と同じ場にいる年長児に捕まえてもらっては、にっこりする姿も見られていました。このような遊びを通して、自然への関心を高めたり命の大切さを知らせたりしていきたいと思います。
このように、子どもたちが目を輝かせて園生活を楽しんでいる中、子どもたちの安全安心を一番に考えて、明日から休園することにいたしました。新型コロナウイルス感染症が収束し、一日も早く子どもたちが伸び伸びと楽しい園生活が送れるようになることを願ってやみません。